みなさんこんにちは!
いかがお過ごしでしょうか?
今日は今月から蓮華舎のブログに登場してくれる藤山幸江さんのことを少しご紹介したいと思います。
彼女は、横浜に住む整体師です。
彼女の元にはよく人が相談に訪れます。それは、彼女が腕の良い整体師であり、人の状態を読み取る能力に長けているからということもあるのですが、、、
幸江さんの前に来ると、裸になりたくなってしまうのです。しかも、ほとんどの場合、自分でも気づかないうちに脱いでしまう。
そして、どうしても自分で脱げない厚い鎧のようなものを被っているときなどは、幸江さんが時に優しく、時に胸ぐらを掴むようにして、一枚一枚脱がしてくれるのです。
あ、これはもちろん比喩ですよ。
京都に降り立った21歳の小娘ゆきえ。
所持金2万3千円。
京都に深夜バスが到着したのは早朝5時30分頃。
どこに行くあてもなく、京都にまったく詳しくない。
というか土地勘がまるでない。
どこが繁華街なのか?そしてそこまでどうやって行くのか?
今夜泊まる場所は?
少しの荷物を持って、キョロキョロと移動をはじめた。
http://yukiukixkix.hatenadiary.jp/entry/2017/12/06/152507
こんな感じで始まる幸江さんのブログによる自叙伝は、その一応の完結をみたときに「小娘有里ちゃんロス」が起きるほどの反響を呼びました。
ちなみに「有里ちゃん」は、幸江さんのかつての源氏名です。
源氏名?
そうです、このブログに描かれているのは、幸江さんの「雄琴ソープ嬢」時代の赤裸々自叙伝であるのです。
ここで顔をしかめる方々いらっしゃるかもしれません。
ソープ嬢?
しかも、蓮華舎のブログでソープ嬢。
しかし、少しの間考えたのち、前に戻ってそのブログのURLをこっそりクリックされるかもしれない(別にこっそりする必要はないにもかかわらず)。
そのままぜひ、1話からさかのぼって、数日かけて最後まで読み進めてください。
そこに展開されているのは、顔をしかめたときに思い描いたような感じだったでしょうか?
少なくとも、このブログの熱心な読者であった私は違いました。
何か違うのでしょうか?
雄琴のソープ嬢、有里ちゃんは1年で700万円を貯めるとその仕事をすっぱり辞め、その後はバーテンダー、そして大阪のホステスとして働きます。
それぞれの場所で、見事にいい所まで上り詰めていきます。そして、あるときにスパッと辞める。その中に埋没していくことはついぞありませんでした。
彼女はそれぞれの場所で、一歩引いた場所からその大きな目で起きていること「ジっ」と見つめます。完全に飲み込まれることなく、しかし、好奇心をむき出しにして。
薬物にはまってしまう同僚、男性に貢いでしまう嬢たち、とにかく承認されたい男たちの悲哀、恋愛にはまることのできない自分、過食嘔吐の症状、、、、
人の本性が文字通り隠すことなく現れてしまう場所で、有里ちゃんは自分と周りを観察し続けます。
そしてそれは、仙人のような旦那さんと、悶絶するほどかわいい娘さんと家族を営むようになった今でも、変わらず、より大きく優しい視点とともに強くなっているようです。
幸江さんと私は、数年来のたいへん仲の良い友達です。
私はたまにふざけて「幸江先生!」というのですが、完全にふざけているわけでもないのです。
彼女はいつも誰に対してもこう聞きます。
「それで、ほんとうはどう感じているの?」
それは、いつも彼女が自分自身に聞いていることなのだと思います。
ほんとうに、ほんとうは、どう感じているのか。
それをちゃんと知ることは、案外難しいことだと思いませんか?
いつだって私たちは色眼鏡でものを見てしまう。
だって、ずっと色眼鏡をかけろかけろと言われ続けてきたのですから。
でもそれに気づいたのなら、眼鏡をいったん外すことができる。
...少なくとも、外そうとすることはできる。
外側から与えられてきた基準を一旦外して、肩書きも社会的な役割も全部かなぐり捨てて、とことんまで自分に正直になった時に、一体どう感じているか。
それを、私もまた幸江さんと、皆さんと一緒に、知っていきたいと思います。
今年も私は「なんでだろ?」や「おかしいなぁ」と思うことに正直に向き合っていきたいし、
それで?私はどう感じてる?を知っていきたいなぁと思います。
「常識」とよばれている事柄を真っ向から否定するのではなく、
「ん?なんだ?これ?」という視点で観て、そして私は何を感じるかを知っていきたい。
そんなことを感じた年末と新年でした。
今年も自分に正直に。ごまかさずに生きていきたい。
いつだって丸裸になれるようでいたいです。
子育ても、夫婦関係も、女性性も、家族も、日々の生活も
「ん?なんだ?これ?」という視点で観てみたらどうなるか。
それを毎月少しずつ綴っていっていただく予定です!
毎月第2水曜日に更新。
みなさま、どうぞ、お楽しみに!!
幸江さんと旦那さんの亮一さん(と猫の夏ちゃん)
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