蓮華舎のブログ。

出版社 蓮華舎のブログです。新刊のこと、著者のお話、寄稿、取材記、舎長の日誌など。

【舎長おーちゃんが行く!⓪】書家 山田麻子さんのこと。 

みなさま、明けましておめでとうございます!

舎長の大津明子です。

 

この度、新年、新しく蓮華舎のブログを開設いたしました。

 

弊社が生まれるきっかけになった『ヒマラヤの師と共に』のクラウドファンディングの経緯は、こちらのブログに移行させ残させていただくことにしました。

 

突然社長になってしまった私は、未だ立場に慣れず、社長.....というより舎長、のほうが自分としてはしっくりくるようです。

今後こちらからタイトル通り、日々のあれこれや、様々な出来事や人物を、記事を通して皆様にもご紹介していければと思っています。

 

新年の第1回目は、蓮華舎の「素敵な」としか言いようのないロゴマークを筆で描いてくださった、山田麻子さんの書、HOPEの「希」です。新年にふさわしいひと筆。

山田麻子 今月のひと筆。 - 蓮華舎のブログ。

 

『ヒマラヤの師と共に』の表紙にも、泊が押されたハスの花が光っているのを見ていただければおわかりになると思いますが、麻子さんの筆のおかげで、弊社のイメージがどれほど素敵なものになっているかは、まさに筆舌に尽くしがたく、それだけイメージの力というのは大きいのだと感じます。

 

イメージを筆一本で形に表現していく、麻子さんのことを今日はここに少し、ご紹介させていただければと思います。

山田麻子公式HP

 

何度も繰り返す「本番の失敗」の結果、生まれる一枚

ー書家、山田麻子さんのこと。

私が山田麻子さんと出会ったのは、何年か前、山梨県北杜市での田植えの事でした。麻子さんのホームページを作っているモチドメデザイン事務所が八ヶ岳の南麓、標高960mの地に建つ古民家にあり、毎年こちらにはたくさんの方々が訪れ、手植えで苗を植えます。出来上がったお米は素晴らしく美味しいのですが..... 私はそちらで、このハイパーエネルギッシュな麻子さんと出会いました。そして昨年の初夏、またもや田植えで再会を果たすこととなりました。

 

その後、様々な経緯で麻子さんの家に(遊びに)行くようになり、個展にも足を運ぶようになり、麻子さんの書に接する機会を持ちました。

(その結果として、こんなに素敵なロゴを書いていただけるご縁に繋がったのですから…今となっては稲田の神に、感謝しかありません。)

 

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麻子さんは毎年、手書きで暦を作成されています。これは去年の8月の暦。

手書き暦はこちら http://yamada-asako.com/calendar*2020年の暦は販売受付終了!

 

麻子さんの筆は、一見するとわかるように、一枚の紙に収まることを良しとしません。

にもかかわらず、一枚の紙の上に、空間と共に余すところなく表現されます。

そして、それは膨大な数の「本番の失敗」の上に成り立つたった一枚。

見ているこちらの気持ちがスカッと晴れるような、豪快かつ繊細な筆です。

 

生きることが瞬間瞬間の即興の繰り返しであるがごとく、麻子さんの書もまた生きる躍動の上に成り立っているのだと思います。

 

私は過去にも未来にもとらわれず、今を大事にして生きたいと思っているからこそ、瞬間芸術である書を、続けているのだと思います。書の作品制作過程は、下書きや練習が無く、何度も繰り返す本番の失敗の結果、一枚だけ作品が生まれます。今を生きることを現わせる書という表現方法を使って、迷いの無い字を書いてゆきたいと思っています。

山田麻子公式ホームページより)

 

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麻子さんの家には、自然物や古い置物、見落としてしまいそうなほどの小物、自分で作った棚など……侘び寂びを基調とした空間がちょっとした遊び心で彩られています。

そして、家の前の土手には、春には桜、秋には彼岸花が咲き乱れる。そんな光景すらも、なんだか麻子さんの書の一部、アートの一部であるように思われ、私はその空間がとても好きになりました。

 

どらやきの美味しさを初めて知った、食べ過ぎたら、吹き出物ができた」という走り書きすらも遊び溢れる書にしてしまう麻子さんの書は、学校で教える基準、上手い下手、物事かくあるべき......そういうものをやすやすと飛び越え、私たちを自由へと誘ってくれます。

 

それは、そのまま麻子さんの生き方でもあるのだと思います。

                                                                       

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これから、毎月麻子さんが書を一枚書いてくださるということで、毎月がとても楽しみです。

今年は、豪快な「希」、HOPEと共に、みなさまがめいっぱい躍動する一年になりますように!

 

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