蓮華舎のブログ。

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シュリーエムの活動母体であるサットサンガ・ファンデーションのご紹介ーヒマラヤの師と共に

『ヒマラヤの師と共に〜現代を生きるヨーギーの自叙伝〜』

サットサンガ・ファンデーションのお話

*GREEN FUNDINGのサイトはこちらです。https://greenfunding.jp/lab/projects/3065

 

シュリーエムの活動母体である、サットサンガ・ファンデーションの活動趣旨とマダナパリのキャンパスの様子等をご紹介します。

 シュリーエムは、サットサンガ・ファンデーションが始まり、広がりを見せた際のお話を本書の中に次のように記述しています。

 

じきに、マダナパリの私の自宅の周りに、サットサンガ・ファンデーションはオフィスや瞑想スペースを構えるようになり、その活動を世界的に広げていくことになるのでした。また、地域の貧しい家庭出身の子どもたちのための無料の学校、サットサンガ・ヴィッデャーラーヤもこの場所に建設されることになりました。教室が一つ、生徒は十五人、教師は誰もいないという状況から学校がはじまり、今では、百二十人の子どもたちに良質の教育を与えるまでに成長しました。

 

 これから数年後、全寮制の中高一貫校、ピーパル・グローブ・スクールが創始されることになりました。ティルパティから少し離れた、丘と森に囲まれた理想的な学習環境で、子どもたちは好奇心と創造性を存分に育むことができます。インドの元大統領であるアブダル・カラムが訪れた際には、彼はキャンパスの美しさと恵まれた学習環境に感嘆していました。ここでは生徒が勉学に励むだけでなく、様々な側面を持った現実、この「人生」をよりよく知ることを理想にしています。学校を訪れるたびに、ババジがピーパルの木の下に座って、子どもたちに鳥や木の種類を説明する姿を想像してしまうものです。

 

 サットサンガ・ファンデーションの活動は徐々に、しかし確実に規模を広げていきました。学校の運営、人類はひとつであるという理想を目指すマーナヴ・エークター・ミッションの人道的な支援活動、そして私個人はインド国内外を旅して、表層的な現実を超えた世界の真相を探求する人々の導きに携わりました。これらの活動の全ては、支援する人たちがファンデーションのもとに集まったことで可能になりました。

 

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現在、シュリーエム氏は月に一度、このピーパルの木の下で、世界に向けてサットサンガを行っている。

 

サットサンガ・ファンデーションの活動は、宗派や民族を超えた様々な出会いを通して今のシュリーエム氏という人物に至った、その人生の道のりがあってこそできる活動であるといえます。

その活動は、インド全土の7500キロを人々とともに歩いて巡り、異なる宗教・民族間の対話を引き起こしたピース・ウォークに留まらず、より以前より子どもたちに質の良い教育の機会を提供する学校の運営や、無償の医療の提供、植樹、世界的な講演活動等、多岐にわたっています。

サットサンガ・ファンデーションのHPには、活動や目的について次のように記されています。

 

 あらゆる宗教、信仰を持つ探求者たちが集うための場所として、シュリーエムはサットサンガファンデーションをはじめました。

 ファンデーションでは、人間の心をより良い方向へと変え、より包括的で、本当の意味で世界がひとつとなるための真の改革をもたらすための活動が行われています。

 活動とその目的は、人類への貢献、真理の探究という二つの理想に根ざしています。

 人々の探究を助け、魂の次元における視野を拡大し、多次元的な人生を送る手助けをするためにサットサンガファンデーションはあります。機会に恵まれない人々のための慈善事業も活動の一環として行われています。

 

鍵となる活動

 

すべての宗教の共通の軸となる教義、教えを探究し、すべての宗派の人々との調和を生きる習慣を養う

 

真剣な真理の求道者を集め、宗教や、神秘的とも捉えられる教えの真のエッセンスを共に探究する。

 

♥ 貧しい人々に食事を提供し、教育の機会を与え、医療を提供し、高齢者などを助けることによって機会に恵まれない人々のための慈善事業を展開する。

 

 

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瞑想ホール

 

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マ・コンダの田舎にあるサットサンガ・ルーラル・ヴィッデャーラーヤ(小学校)

 

 

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敷地を闊歩する犬、グーグル

 

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マダナパリのキャンパス敷地内